2011年10月16日日曜日

台湾生活開始

えっと、台湾に来ました!先週の木曜日に来たので、1週間ちょっと経ちました。初日は、飛行機が遅れたため、19時半台北発の電車に乗れず、その後、予約でいっぱいだったため、22時10分のに乗ることにし、台北駅でYと夕飯をすることに。駅横のビルの上に行くと、日本食関係のレストランばっかり。中華がよかったのと、小籠包が食べたかったので、飲茶の店に入ったけれど、注文してから、小籠包が売り切れだと言われた。食事中に続き、プラットホームでまでYと白熱したdiscussionをしていたら、間違えて一本早く来た全然違う電車に乗ってしまいました。もちろん乗ってからもdiscussionは終わらず、気がつけば、電車が動いていない、どうして、と思い外に出るとそこは終点の七緒駅。そこで、電車が違うと気づき、隣のプラットホームにダッシュ。着いたと思えば、目の前を乗るはずの電車が七緒駅を飛ばして駆けて行きました(笑)。次の花蓮行きの電車は一時間後。ということで、引き続き熱いdiscussionをしました。そうこうしていると、電車が来て、いっぱいのため、席には座れず、大きなスーツケースとともに、その辺に座る。さすがに、夜中の一時を過ぎると我々でも疲れてきてしまい、discussionも少なくなり(隣のおばちゃんはうちらがしゃべるとうるさそうにするし、まぁ、実際うるさかっただろうけど)、花蓮についたら、夜中の2時半すぎでした。その後、家まで送ってもらい、次の日11時に迎えに来てもらう約束をして、一日目が終わりました。

とまぁ、最初はとてつもない始まりでしたが、三連休も、IとYと一緒にゆったりと過ごし、天気が雨であることを除けば、平穏な始まりでした。不便なことは結構多いけど、色々と変えていこうと思います。ちなみに、台湾に来て、ちょうど1週間たった、今週の木曜日、友人たちに(台湾人2人+カナダ人1人)ついてきてもらい、GIANTで自転車を買いました!ずっと欲しかったクロスバイクです!ほんとは渋めのスコットのがよかったけど、サイズが合わず、これは最後まで決めかねたんだけど、買うって決めてからはどんどんかっ
こよく(きれい)に見えてきた(親ばかみたいなもんかな?)。日本で一番安いランクのクロスバイクを買うくらいの値段でこのレベルのものを買えたので、大満足です。早く、雨がやんでほしい。そしたら、自転車で遠出したいです。あと、今回は同居人AとMについては触れませんでしたが、また機会をみて、書きたいと思います。




2011年9月28日水曜日

学位授与

遅くなりましたが、月曜日に学位授与式があり、学位をいただきました。D論公聴会が終わっても、学位を取れたという感覚はあまりなく、何かを成し遂げた感じも薄かったのですが、授与式に出て学位記を受けっとったときに感じた気持ちは言葉では表せないものでした。これまでお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。本当にただただ多くの人たちとの出会いがあったから、これまで研究を続けてこれたのだと思っています。あの時あの飲み会でUさんと会わなければ、あの時にマレーシアに行く話が出なければ、あの時調査地でYと出会わなければ、など挙げればきりがない。私を支えてきてくれたすべての人に心から感謝したいです。そして、もし、今後研究を楽しそうに続けている私を見かけたら、それは、それまでも、その時も私を支えてくれるすばらしい人がそばにいてくれているということなのだと思ってください。

夜はボスと二人で飲みに行きました。この5年半でボスとの関係が一番変化しました。怖い人だったり、すごい人だったり、倒さなければならない人だったり(笑)。主に研究の話しかしないのですが(ボスとは永遠とくだらない研究の話をしていられるので、とても楽しい)、中盤、私のこれからについて、ふとボスが言ってくれた一言が胸に響きました。こんなに嬉しい言葉をもらったのは初めてでした。情緒不安定で、すぐに自信を失いがちな私ですが、そんな時はこの言葉を思い出したいと思いました。5年半大変お世話になりました(まだ無給研究員でしばらく居座ってしまいますが......)。

1週間後の明日には台湾です。実は空港ではなく台北駅で待ち合わせなので、上手く落ち合えるか心配しています。携帯もないので。私はあまりそうは見られないようですが、新しい人に会うとか新しい場所に行くのがとても億劫で、結構尻込みしてしまいます。一旦動いてしまえば、後はのりで何とかなるのですが、なんせ動きたくないという気持ちがとても強い。でも、よしっ、と思って飛び出してしまえば、それから得られるものはこれまで経験してこなかった何かとてもすばらしいものであることが多いということ知っているので、できるだけ、自分を奮い立たせるようにしている。動けるうちに、その機会があるうちに、動かないでどうするんだ、と自分に言い聞かせて
今回の台湾行きも決めました。ちょうど、昨日、注文していた本が届いて、今少し読み始めたところですが(そんなことより台湾行く前に色々とやらねばならないことはあるのですが)、そのタイトルにもなっている、「えいやっ!と飛び出すあの瞬間を愛してる」という著者の気持ちはとても理解できる。彼女の日々感じている色んな思いがひしひしを感じられ、自分も頑張ろうと思えるとても気持ちのいい文章でした。今は時間がなくて少しずつ読んでるので早く続きが読みたい。台湾に行ったら、もう少し、ブログを更新できるはず。

2011年8月10日水曜日

残暑

気がつけば、4ヶ月近く更新していませんでした。今年は札幌も暑く、すでに秋が近い感じのする暑さになってきました。

7月22日に無事博士論文公聴会を終えました。今D論は製本中で、このまま何事もなければ、9月学位取得になります。これまで多くの方々にご迷惑をおかけしました。この場をかりて、謝罪と感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

D論自体は特にそれほど大変だったということはなく(すっげーめんどくさかったけど)、投稿論文を通すのがとてつもなく難しいということを学びました。1本目は長い攻防の末、無事Functional Ecologyに受理され、ただいまオンラインになっています。2本目はD論公聴会の直前にminar revisionで戻ってきて、現在、直し中です。これもこのままうまく行ってくれれば、と願っています。3本目は現在共著者の手の中で夏休み中。8月末に投稿したかったのですが、夏休みを考慮していなかった私の不手際により9月になりそうです。これが手元から離れるとD論の3章すべてが手から離れるので、一安心です。もちろん、まだまだ不良債権は残っています(笑)

10月からの行き先は色々迷った挙句、新天地に飛び込むことにしました。所属は今のまま無給研究員という肩書きで現在の大学に席を置き、半年くらい台湾の花蓮へ行くことにしました。その後、うまく居場所を見つけて、そのまま居座りたいなぁ、とか企んでます(世の中そんなに甘くないので、ただの願望です)。とりあえず、台湾の亜熱帯の森を見てから、何をするかを決めたいと思います(←てきとー)。向こうの準備が整い次第、出発する予定です。もし、台湾に来られる予定がありましたら、是非ともご連絡ください。ちなみに、台北のような都会にはいませんので、ご了承ください。


2011年4月18日月曜日

4月になって、色んな人が札幌を去り、新しい学生が入ってきました。私は相変わらずここを去ることができなくて残念です。論文2本はいまだin reviewのまま。海外学振は申請を諦めることにしました。国内学振はどこに出すか迷っていたのですが、先週まで関西の方にお邪魔していて、そちらに出したいと思い、IDとパスワードをいただいてきました。本提出までに論文が上手くいくことを願ってます。

論文と言えば、共著の方が先に論文になってしまいました。Pan-tropic D-H allometryの論文です。外人さんはメタ解析が好きだなぁ、と思いました。"Height-diameter allometry of tropical forest trees, Biogeoscience (in press)"。共著者は多すぎて何人だかわかりません。でも、とても有用なデータベースであることは間違いないと思います。このように、個々の人たちのデータが集まることで、新しいことがわかるというのも生態学のとても素敵な一面だと思います。もちろん自分の論文がでてから、というのが当たり前なのですが(そういう予定だったはずが、、、、)、これは私の実力の無さだと実感しました。

関西で過ごした先週1週間ちょっとは春らしい感じで、札幌に戻ってきてまだまだ冬であることを実感しました。関西の春を感じて、早く、春になるといいな。。。。

2011年3月17日木曜日

ひと段落

久しぶりの更新です。まず初めに東日本大震災で被害にあわれた方にお悔やみ申し上げます。私の知り合いはみな札幌に来ていたため、無事難を逃れたようです。これから復興にどのくらい時間と労力がかかるのか測り知れませんが、陰ながら応援したいと思っています。

ESJ58生態学会札幌大会も無事終わり、講演者や企画者の一部と他の関連研究者の方々と一緒に屋久島に行ってきました。今回は北海道地区会から助成が出たため、オランダから二人研究者を招へいして、シンポを行いました。自由集会や企画集会すら企画したことのない私にとって、今回のシンポの企画中に色々なことを学ぶことができました。また、結構ambitiousな企画だったのですが、他の優秀な企画者に助けられ無事に終えることができました。シンポまでに講演者と企画者で行ったdiscussionから得られた知識は測り知れません。

屋久島は福岡大会のエクスカーションでシンポのお客さんをお連れした時以来ですごく久しぶりでした。K大学のA場さんに色々なプロットに連れて行ってもらい、今までと違った屋久島を堪能することができました。色々やりたいことが沸々と湧いて来たので、今やっていることをさっさとけりをつけて、色々と新しいことに取り組みたいと思います。

肝心の論文はいまだにin review…..9月には学位が欲しいのですが、どうなることか。。。今回の学会中に(前後も併せて)色々と新しいお仕事に関われそうなお話を聞きました。もちろん学位をさっさと取らなければならないのが大前提ですが。。。。アジアにいるか、ヨーロッパに行くかは迷い中ですが、機会があれば、自分のやりたいことをできる場所に早く行きたいと思っています。

2011年1月15日土曜日

2011

新年もあっという間に2週間が過ぎてしまいました。いまさらですが、明けましておめでとうございます。新年の計は元旦(正月)にあるというのが本当ならば、今年は忙しそうです。何より、できるだけ早く学位をとること、そして次のポジションを見つけることが一番の目標となるでしょう。

物理的な目標は学位と次のポジションですが、精神的な目標は、「自分を見失わないこと」「常に笑顔で、人と接すること」「責めないこと」です。3つ目の責めないこと、というのは、どんなに相手が悪いと思っても、責めずに、どうすれば、それを回避できたかを考えて、次は最善の方法で取り組むことです。頭ごなしに正面から悪いことを言われても素直には受け入れられないし(私のような天邪鬼は特に)、どうすればよくなるかを話し合わなければ生産的ではないので。これは、去年学んだことの一つです。二日前にオランダ組と会った時にも同じような話がでてました。やはり、オランダと日本の両方を経験した人は同じようなことを学んだようです。

残された今月の目標はChapter1のrevisionを出すことと、Chapter2の再投稿、最近止まっていたChapter3の解析方法をfixさせること、形質の測定方法を統一化するためのwikiの担当分を書き上げることの4つ。一つずつ終わらせて、学位へと近づけたいです。