2011年9月28日水曜日

学位授与

遅くなりましたが、月曜日に学位授与式があり、学位をいただきました。D論公聴会が終わっても、学位を取れたという感覚はあまりなく、何かを成し遂げた感じも薄かったのですが、授与式に出て学位記を受けっとったときに感じた気持ちは言葉では表せないものでした。これまでお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。本当にただただ多くの人たちとの出会いがあったから、これまで研究を続けてこれたのだと思っています。あの時あの飲み会でUさんと会わなければ、あの時にマレーシアに行く話が出なければ、あの時調査地でYと出会わなければ、など挙げればきりがない。私を支えてきてくれたすべての人に心から感謝したいです。そして、もし、今後研究を楽しそうに続けている私を見かけたら、それは、それまでも、その時も私を支えてくれるすばらしい人がそばにいてくれているということなのだと思ってください。

夜はボスと二人で飲みに行きました。この5年半でボスとの関係が一番変化しました。怖い人だったり、すごい人だったり、倒さなければならない人だったり(笑)。主に研究の話しかしないのですが(ボスとは永遠とくだらない研究の話をしていられるので、とても楽しい)、中盤、私のこれからについて、ふとボスが言ってくれた一言が胸に響きました。こんなに嬉しい言葉をもらったのは初めてでした。情緒不安定で、すぐに自信を失いがちな私ですが、そんな時はこの言葉を思い出したいと思いました。5年半大変お世話になりました(まだ無給研究員でしばらく居座ってしまいますが......)。

1週間後の明日には台湾です。実は空港ではなく台北駅で待ち合わせなので、上手く落ち合えるか心配しています。携帯もないので。私はあまりそうは見られないようですが、新しい人に会うとか新しい場所に行くのがとても億劫で、結構尻込みしてしまいます。一旦動いてしまえば、後はのりで何とかなるのですが、なんせ動きたくないという気持ちがとても強い。でも、よしっ、と思って飛び出してしまえば、それから得られるものはこれまで経験してこなかった何かとてもすばらしいものであることが多いということ知っているので、できるだけ、自分を奮い立たせるようにしている。動けるうちに、その機会があるうちに、動かないでどうするんだ、と自分に言い聞かせて
今回の台湾行きも決めました。ちょうど、昨日、注文していた本が届いて、今少し読み始めたところですが(そんなことより台湾行く前に色々とやらねばならないことはあるのですが)、そのタイトルにもなっている、「えいやっ!と飛び出すあの瞬間を愛してる」という著者の気持ちはとても理解できる。彼女の日々感じている色んな思いがひしひしを感じられ、自分も頑張ろうと思えるとても気持ちのいい文章でした。今は時間がなくて少しずつ読んでるので早く続きが読みたい。台湾に行ったら、もう少し、ブログを更新できるはず。