2010年2月11日木曜日

オランダ生態学会

2月9、10日はオランダの生態学会でした。九州くらいの大きさしかない国なので、生態学会も小さめです。10の大学と2の研究機関からエコロジストが参加。

午前中は主にシンポジウム、といっても選択肢はなく、日本の生態学会でいう、宮地賞授賞式のように全員がそこに集まっています。講演者は国内の研究者とその共同研究をしている海外からのお客さんが二人続けて40分ずつ話をする。それが二日なので計4人。一日目は環境変動の話でどう予測するのか、というトピックを中心に話が進み、二日目はfunctional group diversityとエコシステムサービスのつながりに注目していました。すごくスケールの大きな話ですが、生態学者としてbiodiversityとは何なのか、どこに価値があるのかを知っていてほしいという今回の主催者の意図に沿ったとてもよい発表でした。

午後からは口頭発表。PhDを取り終わりそうな学生かプロジェクトリーダーのような人が発表者なので、15分の発表なのに内容が濃い。専門外の発表を聞いていても最新の教科書を読んでいるみたいですごく面白い。内容については後日。community ecologyのセッションをどの発表も面白く、Hubbellと共同研究している人の中立仮説の発展バージョンは特に面白かったです。

二日目は午前のシンポを聞いて、Lourensが帰るといったので、車で一緒に帰ってきました。そのあと、論文書きをしようと思ったのに疲れきって寝てしまいました(汗)


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