2010年2月22日月曜日

Anne Frank

たとえ読んだことがなくても、誰もが一度は聞いたことがある世界的ベストセラー”アンネの日記”。いまや55カ国語で出版されている。私は小学6年生の時に読んだ。正直な話、すごく感銘を受けたにも関わらず、14年も経って内容はうっすらとしか覚えていなかった。オランダに来れるとわかった時、一番訪れたいと思っていた場所がアンネの隠れ家であった。今日、そこを訪れ、今一度、14年前に感じたのと同じ感銘を受けた。

1942年6月12日13歳の誕生日プレゼントに日記をもらったアンネは、日記にキティーと名づけ、1944年8月4日にドイツ警察が隠れ家に踏み込み強制収容所に連れて行かれるまで、彼女の思いを綴った。結局隠れ家にいた8人のユダヤ人のうち戦後生き残ったのはアンネの父親オットーだけだった。彼は亡き娘アンネの日記を世に送り出したのである。わずか15歳の少女が書いた日記が世にもたらした影響ははかり知れない。

「未来を築くためには、過去を知らねばならない」 (Otto Frank, 1967)

別にユダヤ人迫害に限ったことではない。どんな未来を築くにせよ、過去を知ることは重要なのである。過去を知ることで、自分の今いる場所を知ることができる。そして、進むべき未来は自ずから見えてくるはずである。

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